エアブラシ塗装について

サーフェイサーの塗り方がわからない人へ|番手・回数・厚みの正解を解説

【失敗しない】サーフェイサーの下地と厚みの正解!塗り回数と番手の関係を徹底解説
エアブラシでサーフェイサーを吹き付けている様子
🎨 サーフェイサー下地ガイド

【失敗しない】サーフェイサーの下地と厚みの正解!
塗り回数と番手の関係を徹底解説

エアブラシの道しるべ|現役モデラーが実践解説

「何回塗ればいいの?」「厚く塗るほどキズが消えるの?」その疑問、答えは番手と塗り方次第で全部変わります。

1何回塗るかより「ヤスリの番手」が先に決まる

「とりあえず2〜3回吹いておけばいいか」と思っていませんか?実際に試してみると、それが大きな間違いだとわかります。

サーフェイサーでキズが消えるかどうかは、塗る回数より先に「ヤスリの番手」で決まります。スプーンを使って実際に検証したところ、600番以下のキズはサーフェイサーを何度重ねても完全には消えませんでした。表面の凹凸が深すぎて、サーフェイサーの膜では埋まりきらないからです。

600番・1000番・2400番タグつきのスプーン比較
実際に番手を変えたスプーンで検証。番手が粗いほどサーフェイサーでは消せない
ヤスリの番手サーフェイサーの効果塗り回数の目安
400〜600番✕ 消えない何回重ねても不十分。先にヤスリ直しを
800〜1000番△ 概ね消える1〜2回で表面はきれいになる
1200〜1500番○ ほぼ消える薄塗り1〜2回で十分
2000番以上◎ 完全に消える薄塗り1回でOK
⚠️ サーフェイサーは「魔法の傷消し」ではない

消せるキズには明確な限界があります。「何回塗れば消えるか」を考える前に、まず「下地をどこまで整えるか」を決めることが重要です。サーフェイサーは、きれいに整えた面をさらにベストな状態にする”仕上げ補助材”と考えてください。

Mr.サーフェイサーEVOのボトル
動画内で使用したMr.サーフェイサーEVO。粒子が細かく傷の検出力が高いのが特徴

2厚みの失敗——塗りすぎるとモールドが消える

正直に言います。サーフェイサーは「多く塗るほどいい」ではありません。

塗り重ねるたびに膜が厚くなり、パーツの細かいモールド(スジや段差)が少しずつ埋まっていきます。カーモデルのボディで実際に確認してみると、3回以上重ねたあたりから繊細なラインが丸みを帯びてきます。これはあとでヤスリをかけても完全には復活しません。

サーフェイサーを厚く塗りすぎてモールドが見えにくくなったボディ
「モールドとかも埋まってないですね」——適切な厚さなら細かいラインが生きる
⚠️ 塗りすぎのサイン:ツヤが出てきたら要注意

表面にツヤが出てきたら「もう十分乗っているサイン」です。それ以上吹くと逆効果。また、厚塗りによって乾燥ムラや表面のざらつきが生じ、後から塗る本塗料がうまく乗らなくなることもあります。

サーフェイサーを適切に塗ったあとのボディ
ツヤが出てきた状態。ここで止めるのが正解
📌 適切な塗り方の3ステップ
1
1回目
砂吹き——薄く全体をなでるように
ミストが乾きながら乗るイメージ。色が均一に変わる程度でOK。
2
2回目
乾燥を確認してから均一に乗せる
1回目が完全に乾いてから。モールドが見えているか必ず確認する。
3
3回目以降
本当に必要か見極めてから判断
ツヤが出ていたら不要。まだキズが気になるなら、サーフェイサーより先にヤスリで対処する。

3見落としがち!塗装前の「足付け」が密着を決める

サーフェイサーを吹く前にもう一つ、絶対にやっておきたい工程があります。それが「足付け」です。

足付けとは、塗料が密着しやすいように表面を軽くヤスリがけしておく作業のこと。プラモデルのパーツはツルツルしているため、何も処理せずにサーフェイサーを吹くと密着が甘くなり、後でポロッと塗膜が剥がれることがあります。

カーモデルのボディをヤスリで足付けしている様子
「足付けってやつですね、塗装の前の足付け」——地味だが完成品の耐久性を大きく左右する
✅ 足付けするとこうなる
表面に細かい傷ができ、塗料がしっかり引っかかる。完成後に剥がれにくくなる。
❌ 足付けしないとこうなる
ツルツルの面に塗料が乗るだけ。研ぎ出しや完成後のハンドリングで塗膜が剥がれやすい。
✅ 足付けのポイント
  • 番手は1000〜1500番が目安。粗すぎると深い傷がつく
  • 力を入れず、表面の光沢が消える程度でOK
  • ヤスリがけ後は必ず水洗いして削りカスを取り除く
  • 窓枠など細かい部分はスポンジヤスリが使いやすい

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サーフェイサーを適切に塗り終えたカーモデルのボディ
正しい手順でサーフェイサーを塗れば、塗装の土台が完璧に整う
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Mr.サーフェイサー 1200(クレオス・ビンタイプ)
エアブラシ用液状タイプ。粒子が細かく傷の検出力が高い。ラッカー系で乾燥が早くサイクルが組みやすい。まず最初に買うならこれ。
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📝 まとめ ── 3つの鉄則

  • 🔑 キズが消えるかは「番手次第」 ── 1000番以上で仕上げてから吹くのが基本。600番以下のキズは何回重ねても消えない
  • ⚠️ 塗りすぎはモールドを埋める ── ツヤが出てきたら止めどき。1〜2回を目安に状態を確認しながら進める
  • 🖐️ 足付けを忘れずに ── 密着力が仕上がりの耐久性を決める。省くと後で剥がれる原因になる
サーフェイサーを吹く前にプライマーは必要ですか?
プラモデルの場合、足付けをしっかり行えばサーフェイサーだけで十分密着します。金属パーツや樹脂パーツを使う場合はプライマーを先に吹いたほうが安心です。
缶スプレーのサーフェイサーでも同じですか?
基本的な考え方は同じです。ただし缶スプレーはエア圧の調整ができないため、吹きすぎに注意が必要です。遠めから薄く重ねるのがポイントです。
サーフェイサーを吹いた後、研ぎ出しは必要ですか?
カーモデルのように鏡面仕上げを目指す場合は研ぎ出しが必要です。その場合は2000〜3000番のヤスリで表面を整えてから本塗装に進みましょう。

詳しくは動画で解説しています。チャンネル登録もお願いします!

▶ 動画はこちら → youtu.be/lJ8v5m2OosQ

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