プラモデルの塗装に失敗した!
そんな時の対処法3選【初心者向けリカバリー術】
そんな経験、ありますよね。でも大丈夫!塗装の失敗はほぼ必ず直せます。
この記事では、状況に応じた3つのリカバリー方法を初心者でもわかるように解説します。
動画では実際に失敗した車のボディを使って、3つの方法を実演しています。ぜひ記事と合わせてご覧ください!
よくある塗装の失敗パターン
失敗した状態のボディ。表面がざらついたり、ムラになるのはよくあること
プラモデルの塗装で多い失敗は主に次の3つです。
- 表面がざらざらする(ブツブツ・砂吹き):エアブラシの距離が遠すぎたり、塗料が薄すぎると乾燥しながら吹いてしまう
- 色ムラ・タレ:一度に吹きすぎると塗料がたれてしまう
- はじき・縮み:油分や水分が残っていると塗料が弾かれる
どのパターンでも、今から紹介する方法で対処できます。焦らず一つずつ試してみましょう!
対処法①:紙やすり&コンパウンドで研磨して直す
軽いざらつきやムラなら研磨で解決!
塗装面が少し荒れている程度なら、紙やすりとコンパウンドで表面を磨いて均すのが最も手軽な方法です。削ってから磨くことで、ツルツルの仕上がりが戻ってきます。
マスキングテープで養生しながら、やすりで削って仕上げていく
研磨の手順
まずP1000番前後の紙やすりで表面の凹凸を均します。最初は荒めの番手(#1000程度)から始め、徐々に細かい番手へ移行するのがコツです。その後、ラプロスシート(#2400→#4000→#6000→#8000の順)でさらに磨き込みます。
最後にコンパウンド(粗目→細目→仕上げ目)で磨くと、鏡のようなツヤが出てきます。
注意:塗膜が薄すぎるところを磨くと下地まで削れてしまう
対処法②:薄め液で塗料を溶かして落とす
ひどい失敗は「やり直し」が一番の近道!
ムラや色の失敗がひどい場合は、ラッカー系薄め液(シンナー)で塗料を全部落としてやり直すのが確実です。一見大変そうに見えますが、プラスチックを傷めずに塗料だけキレイに溶かすことができます。
思い切って全部落とすのも立派な選択肢。焦らずやり直そう
ガイアノーツの薄め液を筆に含ませてこすると、塗料がきれいに溶けていく
薄め液での塗料落とし手順
ガイアノーツのラッカー薄め液(T-01S)を筆や綿棒に含ませて、失敗した部分に塗り込みます。塗料が溶けてきたら、軽くこするだけでキレイに落とせます。
全体をやり直す場合は、タッパーなどボディが入るサイズの容器を用意し、ティッシュをボディに被せてから薄め液をたっぷり染み込ませて落とす方法もあります。ティッシュが薄め液を保持してくれるので、ボディ全体にムラなく浸透させることができます。しばらく置いてから柔らかい歯ブラシで軽くこすると、塗料がきれいに落ちてツルツルの素地に戻ります。
対処法③:サーフェイサーを吹いてそのまま塗り直す
軽い失敗ならサーフェイサーで上から塗り直し!
ざらつきが軽度で塗り直したい場合は、サーフェイサー(下地塗料)を吹き直してから上塗りする方法が効果的です。ただし重ね塗りしすぎるとモールド(溝のディテール)が埋まってしまうので注意が必要です。
ブラックサーフェイサーとグレーサーフェイサーを使い分けて塗り直す
塗り直しの手順とコツ
まず失敗した塗装面を軽く紙やすりで均してから、薄めに希釈したサーフェイサーを2〜3回に分けて吹き付けます。一度に厚く吹かず、薄く重ねるのがモールドを埋めないコツです。
サーフェイサーがしっかり乾いたら、エアブラシで本塗装に進みます。塗料はしっかり希釈し、エアブラシをパーツから20〜30cmほど離して均一に吹き付けましょう。
塗り直したことでキレイな発色に!諦めずにやり直すと必ず復活できる
最終手段:ボディだけ買い直す
プラモデルは説明書に「部品注文」の案内が記載されていることが多い
どうしても直せない場合、メーカーに「部品注文」でボディパーツだけを購入するという方法があります。アオシマや TAMIYA などのメーカーは、キットの個別パーツを注文できるサービスを提供しています。
説明書の「お問い合わせ・ご注文はこちら」を参照して、ボディやシャーシだけを購入しましょう。数百円〜数千円でパーツが手に入ることが多く、キット全体を買い直すより大幅に節約できます。
今回紹介したおすすめ商品
研磨・リカバリーに使えるアイテムをまとめました。どれも初心者が最初に揃えておくと安心なものばかりです!
まとめ:失敗しても諦めないで!
プラモデルの塗装失敗は誰でも経験します。大切なのは「どう対処するか」を知っておくこと。今回紹介した3つの方法を覚えておけば、ほとんどの失敗は取り返せます。
- 紙やすり&コンパウンドで研磨:軽いざらつきやムラに最適。番手を上げながら磨いて仕上げる
- 薄め液で塗料を落とす:ひどい失敗は潔くやり直し。ガイアノーツ薄め液が使いやすい
- サーフェイサーを吹いて塗り直す:軽度の失敗ならそのまま重ね塗りで解決できる
失敗を怖がらずに、どんどん塗って経験を積むのが上達の一番の近道です。今回紹介した道具を揃えて、ぜひリカバリーに挑戦してみてください!
よくある質問
塗装が乾く前に失敗に気づいた場合はどうすればいいですか?
乾く前なら薄め液をすぐに使って拭き取るか、乾かしてから研磨する方が安全です。乾く前に触ると表面が荒れてしまうことがあります。
紙やすりの番手はどれを選べばいいですか?
まずP1000番で粗めの凹凸を均し、P1500→P2000と細かくしていくのが基本です。ラプロスシートの#2400〜#8000まで使うと鏡面仕上げになります。
エナメル塗料をラッカー薄め液で落とせますか?
エナメル塗料にはエナメル系の薄め液を使ってください。ラッカー薄め液は種類によってはプラスチックを侵してしまう場合があります。
何度塗り直してもざらざらになります。原因は何ですか?
主な原因は①塗料の希釈が足りない②エアブラシとパーツの距離が遠すぎる③エアブラシの詰まり、の3つです。塗料を充分に薄め、15〜20cmの距離から吹いてみてください。
コンパウンドは水洗いして乾かしてから次の工程に進めばいいですか?
はい、コンパウンドを使った後は水洗いして乾燥させてから次の工程(クリアコートなど)に進みましょう。コンパウンドが残っていると次の塗装に影響します。
